『食べる』への想い


想像してみてください♪

 

ごはんが炊けるにつれて漂う あのいぃにおい
お釜をあけた瞬間にたちのぼる湯気
その中にツヤツヤと光る炊きたてのごはん

 

「あ〜〜〜、おなかすいた〜!」
「早く食べた~い!」
そんな声が聞えてきそうです♪

 

わたしたちの主食 お米
日本人がお米を食べ続けて約2千年になるそうです
わたしたち日本人の遺伝子は お米育ちとも言えるかもしれません

 

でも一方で 毎日のごはんを思うとき
「今晩のごはん何かな?」 と

まずはおかずが連想されます

 

そんな風に あることが当たり前で

おかずの脇に追いやられがちなお米ですが

実はとってもすごいのです!

 

炭水化物はもちろん
さまざまな栄養素を豊富に含む優れもの!

 

今晩のごはん・・・
「ごはんに お味噌汁に あと何しようかなぁ?」

 

そんな風に考えるだけで
自然と栄養のバランスも整いやすくなるとっても心強い味方
それがお米なんです!

 

 

 

 *******

 

 

2013年12月4日

和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました

 

『ごはんに、お味噌汁に、お漬物』

 

まさに そんなごくごく普通の日本の【お家のごはん】
いわゆるお袋の味が 後世に残していきたいものとして大きく評価されたそうです

 

日本では昔から 四季折々 旬のものが その素材を生かしたシンプルないただき方で楽しまれてきました
また お正月や節分 おひな祭りなどの年中行事の折には その行事にちなんだお料理やお菓子などの行事食が
ハレの日の楽しみとして また季節に応じた体のお手当ての工夫として 上手に取り入れられてきました

 

何気ない毎日の積み重ねの中で食べ継がれてきた味には
わたしたち日本人の生きる知恵がいっぱい詰まっています

 

その土地土地で大事に食べ継がれてきた味には
その土地の気候 暑さ寒さの中を生き抜く知恵がいっぱい詰まっています

 

そんな《生きる知恵》《郷土の味》

次のいのちへと大事に食べ継いでいきたいと願います

 

 

飽食と言われる今
私たち大人は 子どもたちの「食べる」ことについて関心を持って見守ったり 整えたりと
大事にしていかなければならないという状況にあると言います
 
年頃になれば ファーストフードやジャンクフードなど
親からみれば「え〜、やめて!」と言いたくなるようなものを好むようになることもあるでしょう

 

しかし そんな時でも 幼い頃にからだに刻み込まれた味があれば いずれは立ち帰ることができます
そうした≪帰れる味≫は 心もからだもホッとできる拠り所として

子どもたちの≪生きる力≫となってくれることでしょう

 

そんな≪帰れる味≫を

おいしく楽しい食卓の記憶とともに

子どもたちの中にしっかりと刻みこんであげたい!

心もからだも元気に育ってほしい!
そう願っています

 

また そうして幼い頃から親しんだ≪帰れる味≫を

年を重ねてもなお 末永く口から食べることができる
そんな幸せを大事にしていきたいと願います

 

人の一生の中では 元気で当たり前に食べられるときもあれば
病気やいろいろな理由でいつものごはんを思うように食べることができない
そんなときも巡ってくるかもしれません

 

人生の中のあらゆるステージの・・・あらゆる場面の・・・
家族の元気を支える【お家でのごはん】について
お家のお台所から ≪台所感覚≫を持って 発信していきます♪

 

 

あなたのホッとする味はなんですか?

 

悩んだときこそ 昔の人の知恵を借りてみませんか?

 

ごはんとお味噌汁・・・
あと 何にしようかなぁ♪

 

さぁ おいしい楽しい食卓を

みんなで一緒に囲みましょう♪